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2012.10.10

ベトナムの旅(三日目)

(二日目)

本日は終日自由行動。
前日と同じく、朝から豪華ビュッフェで腹パンパン。
部屋で暫く食休みの後、出発。

少々出遅れ、最初の目的地、戦争博物館に着いたのは11時20分。
ベトナムの公共施設は(長ーい)昼休みを取るらしく、12時には一旦閉館とのこと。
40分しかない!慌てて入場。
ベトナム戦争時の惨たらしい写真の数々。
逃げる人々、負傷した兵士、無残な死骸。
そして、枯葉剤の影響で生まれた畸形児(成長した大人も)写真と胎児の標本。
枯葉剤の影響は、今日まであり、未だに生まれ続けているとのこと。
日本人来場者は少ない。
貴重な展示なのに‥残念。
一階の入り口には、小さなスペースがあり、そこには畸形児(大人)が10人位いる。
寄付をつのるために、姿を見せているらしいのだが。
彼らもまた、展示品の一部‥の様。
実は街のそこかしこに、そういった人々の物乞いを見かける。
この国は、楽しくて美味しいだけの国じゃない。

そこからチョロンへ移動。
歩くと相当な距離なので、止む得ずタクシーをひろう。

実はベトナムのタクシー、非常にぼったくりが多い。
安心だという数社はあるが、その偽者もあるらしい。
運転手によっては、遠回りされたり、メーターを動かさなかったり。
なので、タクシー乗車は非常に緊張感を伴う仕事。
まず、メーター動作を確認。
地図を一部始終確認しつつ、遠回りされていないか逐一チェック。
支払い時には、ちゃんとおつりが返ってくるか、しっかり確認。
(紙幣の桁数が多いから、ワケわからなくなる!)
こんな思いをするなら、どんな長距離も歩いた方がマシ!という位の疲労感。

何とか無事着いたチョロンのビンタイ市場。
場内市場は、表を歩くだけでも、すごい臭気!
中は薄暗く、恐らく外国人(観光客)率0%。
建物に入るのが恐ろしく、ともかく外周をぐるり。
闇市さながらのバラックが並び、生ゴミが道にぶちまけられ、恐ろしい臭気。
狭い道をバイクが行きかい、クラクションに煽られ、轢かれそうになること度々。
その光景だけで辟易し、場外市場に移動。

タクシーからちらりと見えた、プラカゴ専門店へ。
ここは(おそらく)NHKの恋する雑貨に出て来た店。
テレビの影響はすさまじい。
こんな場末の場所なのに、その店だけは日本人だらけ!
店は小汚く、プラカゴは無造作に山の様に積み上げられている。
次々来る日本人が、ひたすら物色し買って行く。
店主は、特に接客もせずに、カードゲームに興じている。
トイレの臭気が漂い、痩せこけた犬や猫がそこらにはべる。
シュールな世界。
1時間以上費やし、カゴを選ぶ。
当然するべき値段交渉も、その場の空気にのまれ放棄。
(街中で買う、1/3値以下で買えたので良しとする)

大きなカゴを担いで移動。
タクシーにはうんざりしていたので、ひたすら徒歩。

とはいえ、ベトナムはどこでもバイクの往来が激しい。
道を渡るのは命がけ、歩行者優先、一時停止など彼らの辞書にはない。
バイクは歩道すら走行、前や後ろからクラクションであおられる。
しかもその歩道、店は商品を並べ、バイクはズラリと路上駐、人は地べたに座り、敷石はガタガタのボロボロ。
およそまともに歩けない。
激しい湿度と30度の気温の中、そんな道を延々と歩き、段々気が遠くなる。

少し休憩しようと入った地元で人気の甘味店。
のどが渇いたので、飲料系のものを頼もうとするが、店員に止められる。
ためしに嗅がせてもらったが、ドリアン系の得体の知れない臭さ。
(止めてもらって良かった!)
おすすめのプリンとココナツゼリー、これは本当に美味!
トイレは貸してくれなかったけど、ここに入って良かった。

そこからさらに歩き、アンドン市場へ。
ここも、地元民御用達だが、ビンタイに比べれば比較的(ほんの少し)近代的。
服飾、雑貨の店が多いとのことで、回ってみるが‥。
地元民向けとあって、センスは昭和50年代。
街中のオシャレ雑貨店で見た服や小物は、全て観光客向けだった事を思い知る。

さすがにあまりにもくたびれ、そこから街へはタクシーを拾う。
ところがこのタクシー、乗るとメーターが消えている。
指摘すると、走ると動くと言う。
確かに動きはじめたが‥何か怪しい。
まず初乗りが、行きのタクシーより高い。
そしてメーターの動きが、やけに早い。
これは‥偽者か!?
パニックになり、とにかく止めろと言って降りる。
目的地にはやや遠かったが、そこからは歩けない距離ではない。

夕暮れ近い時間。
とにかくここまで、昼らしい昼も食べていかなかったため、とにかく空腹。
「上海コムガー」という鶏飯の店へ。
ビールを飲んで、ようやく人間らしい心地になる。
鶏飯もローストダックも美味しくて、とにかく幸せ。
おしぼりアピールも成功、無事ボラれる事無く会計を済ませる。
ここまで来たら、もう一軒(はしご)したい。
頑張って15分ほど歩き、目当てのレストランを発見。
が、目当ての店の並びに、同じ名前の店。
どちらが本物かわからない!
(ベトナムでは、こういうことがよくある)
苦労して来たが、偽の店入るのも癪。
仕切りなおすしかあるまい‥。

ここからホテルまでは、歩いて30分(以上かも?)
タクシーアレルギーから、タクシー恐怖症になりつつある私は、意地でも歩く。

くたびれて、本日二度目のブレイク。
「バクダンアイス」へ。
名物のココナッツアイスとビールで、疲れを癒す。
国営スーパーで、前日チェックの品を買うことも、重要ミッション。

ところで、ベトナムの店はなぜかおつりの端数をくれない。
数十円単位は、(勝手に)切り捨ててしまう。
個人店でやられたときは、ごまかされたと思ったが、国営スーパーですらそう。
日本人的には、結構混乱する。

大荷物で一旦ホテルへ。

荷物を置いた後は、ベンタイン市場のナイトマーケット。
昼間は何もなかった場所が、夜には立派なレストラン街。
わざわざ来た理由は「ホビロン」
孵化したあひるの卵を茹でたもの。
殻を自分で少しずつ割り、スプーンですくって食べる。
中身の不気味さは、どうしても否めないが‥
味は、鶏モツとチキンスープを足したカンジ。
そんなものを食べる日本人は珍しいらしく、周囲の現地人にしげしげと見られる。
気をしっかり持つために、とにかくビールをガブガブ飲む。
勢いに負けて頼んでしまった、量り売りのカニ料理の値段が恐ろしいかったが‥
おしぼり使ってないアピールと共に無事クリア。
(どこで何を食べても緊張感が伴う‥!)

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